ヤノメ国からエセ祈祷師として連れて来られたピオランは、実は罪人でした。フシに出会い、行動を共にし、離れ離れになっても、再びフシと旅をして、最後はフシの役に立つ者に生まれ変わりたいと願った老女です。
(アイキャッチ画像出典: https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784063959550)
【不滅のあなたへ】ピオラン・人物紹介
ピオランは、ヤノメ国からハヤセらと共にニナンナにオニグマの生贄を探しに現れ、その時にマーチを選びました。
しかしピオランは罪人で、エセ祈祷師をやらされていた事を告白。中には、ピオランはヤノメ人を10人毒殺したという話も。
ヤノメ国はオニグマの儀式を利用してニナンナの豊かな大地を欲しがっていたのです。
マーチ、フシ、パロナと共にヤノメ国の監獄から脱出したピオランですが、途中でマーチを失い、1人逸れてしまいます。
その後フシと再会し、フシに「言葉」などの人間らしさを教えます。
酒爺のいる酒屋へ
タクナハにいる恋人、酒爺の経営する酒屋にフシと住むように。グーグー、リーンという少年、少女とも面識を持ち、半ば祖母のような存在に。
しかしタクナハでグーグーを失い、タクナハを出たフシに着いて行き、再び2人旅をします。
「ジャナンダ島」の監獄に
トナリに騙されて「ジャナンダ島に」渡ったピオランは、フシと離され監獄に閉じ込められます。
フシがハヤセと取引し、トナリらと共に島から脱出する事ができます。フシとは「ゼダン」で再会し、2人は以前目指した「サールナイン密林」へ。
フシの役に立つ者へと生まれ変わらせて
90歳ほどの加齢により、徐々に自我を失い、死期が近くなるピオラン。フシに出会って「幸せ」だったと告げます。
観察者に「フシの役に立つものへと生まれ変わらせて欲しい」と頼み、楽園に向かう前の魂を「球」に回収してもらいます。
自分の人生に、孫ができ、満足したというピオランは、微笑みながら亡くなっていました。