魔術師のザガンは、悪友バルバロスに誘われたオークション会場で一目惚れした奴隷エルフのネフィを、高額で買いとります。
魔術師としての腕は確かでも、性格は不器用すぎて変な風に誤解されるザガンと、奴隷である以前に、人から優しさを施された事のなかったネフィ。
出会い初期の勘違い、すれ違いがコミカルで面白い【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】のストーリーや、魔術師ザガンとエルフであるネフィの魅力をゆるく解説していきます!
(画像出典: https://www.pexels.com/ja-jp/photo/1683989/)
- 【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】とは?
- 【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】とは?どんなストーリー?
- 【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】不器用な男ザガン
- 【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】奴隷として売られていたネフィ
- 【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】ザガンの不器用さ全開!1話〜
- 【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】エルフのネフィは確かにカワイイ!
- 【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】キュンとするポイントが多い
- 【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】ザガンの過去および強さ
- ザガンついに魔王になる
- ネフィの魔法および過去
- 【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】悪友バルバロスとの戦い
- 【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】好きと言えないけど…
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【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】とは?
魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 1 [ 手島史詞 ]
原作は手島史詞によるライトノベル作品で、イラストはCOMTAが担当。HJ文庫にて刊行されています。ジャンルはファンタジーラブコメ。
コミックファイアにて板垣ハコによるコミカライズも連載、2021年4月現在32話まで公開中。
公式およびファンからの略称は魔奴愛(まどめ)と呼ばれています。
- 原作はライトノベル
- コミカライズされている
【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】とは?どんなストーリー?
一言で言うと、主人公である魔術師ザガンと、奴隷エルフのネフェリア(通称ネフィ)との恋愛模様をコミカルに描いた作品です。
悪の魔術師として人々に恐れられているザガン。 不器用で口の悪い彼は、今日も魔術の研究をしながら領内の賊をぶちのめしていた。 そんな彼が闇オークションで見つけたのは、絶世の美しさを持った白い奴隷エルフの少女・ネフィ。 彼女に一目ぼれをしたザガンは財産をはたいてネフィを購入するが、口下手な彼はネフィにどう接していいか分からず……。 大人気ライトノベルのコミカライズが待望のスタート!!
引用:コミックファイアhttps://hobbyjapan.co.jp/comic/series/madoai/
原作はラノベですが、コミックでの率直な意見やストーリー、魅力を伝えていこうかなと思います。ネタバレを含んでいます。バレたくない方は注意を。
【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】不器用な男ザガン
魔術師ザガンは、長髪の黒髪と銀色の瞳の、悪人面の青年。という建前ですがコミックではイケメンです。そして不器用ゆえに、言動が恐れられてしまうタイプ。
敵には容赦なしだけど、不器用ながらも人助けができるなど優しい部分が非常に多いです。でも笑うと悪人面なので誤解されがち。そこが彼の魅力でこの作品の面白いところ。
例えばネフィをオークション会場で、キュリオテス金貨百万という有り金をはたいて買った際に、ネフィとまずは、きちんと話をしてみたい…と思っています。
しかし本人の思いとは裏腹に悪人面で微笑み「こいつにはせいぜい、いい声で囀(さえず)って貰わねば困るからな…」というセリフを吐き、ネフィや会場の人々を一瞬にして凍りつかせたりします。
思った事とセリフが一致せず、周りが勝手に恐怖におののくのがまた面白いんですよね。ネフィを買った目的も魔術による贄(にえ)的な使い方をするんだろうな、みたいに勘違いされてます。
【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】奴隷として売られていたネフィ
魔王マルコシアスの崩御により、遺産としてオークション会場で出品されていたネフィ。
ノルデン(北の聖地)にて捕獲された伝説のエルフ。白い肌と、珍しい白髪、紺碧の瞳が特徴。オークション会場では、逃走防止用の首輪をつけられています。
ザガンと出会った当初は奴隷としての立場をわきまえており、従順で落ち着き払った振る舞いをしていました。
【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】ザガンの不器用さ全開!1話〜
オークション会場から城に連れ帰ったザガンに「自分はどのように殺されるのか?」とネフィは尋ねます。大いにザガンを極悪非道な魔術師と誤解しているネフィ。
それに対してザガンは、そちょっと待て!なぜ殺すことになっている!?というより、どうすればいいんだこの状況を…!好きな女の子と会話するのってどうすればいいんだ…!と混乱します。
「そもそも好きな子と何を話したら良いか分からない」という根本的な問題がザガンの前に立ちはだかります。
思ってるのと言ってるのが違う
自分を殺したり、実験道具にしないと言うザガンに何の為に自分を買ったのか?とネフィが尋ねると、悪人面で「お前が知る必要はない」と一言。
言った直後に「何を言ってるんだ、俺はぁっ!」と、激しく後悔します。
内心は一目惚れという不純な動機で、ネフィに変態扱いされたくない、嫌われたくないと思っています。また、一緒に暮らすという事実に気づいた瞬間、動揺しまくります。
純粋すぎる
ネフィの姓がないという事を知った場面で、通称ネフィ呼びして良いというネフィの提案に対し「いいのか!」とめちゃめちゃ喜びます。
朝に挨拶されただけでキュンとしたり、質素な料理を質素とも気づかず食べていたザガンを見かねて、ネフィが料理を作る提案をすると、手料理!!と歓喜してしまうなど、とにかく純粋なザガン。ベタ惚れです。
やってる行動がひと味違う
ザガンの居住している城は、前の所有者の拷問道具などが置いたままになっています。
ネフィに部屋を与えようとした際にギロチンを見られてドン引きされ、慌てて撤去しようとするも、魔術で黒焦げにし跡形もなく消し去ってしまい、さらにドン引きされます。
何かをしようとすれば能力も高いのが裏目に出て、さらに誤解されてしまうという不器用さが笑えます。
「俺のために生きろ」はグッとくる
殺す事もせず、実験道具としても使わないなら何ために自分を買ったのか分からないというネフィに対し、ザガンは自分の過去をふと重ねます。
ネガティブなネフィに対し「お前が必要だから買ったんだ」「だから死ぬ死ぬ言うな」「だからまずは、俺のために生きろ」というストレートなセリフをネフィに言います。
普段は不器用で色々ちぐはぐですが、女性を喜ばせるセリフは言えてしまうご様子。ネフィ限定でしょうが、決めるときはビシッと決めちゃうところが男前です。
【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】エルフのネフィは確かにカワイイ!
色白で華奢、小さいネフィは見ているだけで守ってあげたくなるタイプ。
メイド服が似合います。ザガンと出会った初期は環境のせいもあり、かなりネガティブでした。
ザガンに対する勘違いが面白い!
すでにザガンに対して、エルフを贄にして魔術の実験を行うような極悪非道な印象を持っていたネフィは、ザガンの態度や言動をその線(奴隷としての扱い)で読み取ります。
自分がどんな風に殺されるのかを聞くと「生きていてもらわねば困る!」というザガンに対し、拷問道具をチラ見しながら「つまり、死んで楽になるような終わりはない…という?」簡単には死なせてもらえないのだと勘違いしたりします。
ザガンに部屋に案内される際に「高い所は平気か?」と聞かれると「はい、手でも首でも吊っていただいてけっこうです。」と何でも拷問だと思っていたりします。
嬉しいと耳がピクピクする
ザガンに美味しそうな料理と褒められて、エルフ特有の長い耳がピクピクします。なのでネフィが喜んでいるのは一目瞭然。小動物的でカワイイです。
ちなみに恥ずかしい時は、真っ赤になります。耳だけでネフィの感情はバレバレという事になります。
【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】キュンとするポイントが多い
この作品は恋愛がベースなため、キュンとするポイントが多いです。
俺の後ろにいろ
手料理のために町に買い出しに出かけた2人。行く先で馬車が野盗に遭っているのに遭遇します。
初めは素通りしようとしますが、怯えるネフィを見て野盗なんて怖くないと思わせるために、ザガンは圧倒的な強さで野盗や魔術師を一掃しました。
その戦いの最中にさり気なく「俺の後ろにいろ」と言って守ってくれます。こういった所はさすがイケメン主人公ですね。
気に入ったのだろう?食べるがいい
町でご飯を一緒に食べた時に、ネフィが食べ辛そうにしていたトマトをフォークで突き刺し、
「気に入ったのだろう?食べるがいい」とデレながらネフィに与えようとします。この食事シーンでの初々しい2人の言動は、ニヤニヤとキュンキュンしながら見れます。
この時点でネフィは、ザガンの不器用な優しさに気付いていました。
【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】ザガンの過去および強さ
ザガンは幼い頃、お金も住む場所もなく物を盗んで生きていました。しかし8歳のある時魔術師アンドラスに捕まってしまい、殺される寸前で返り討ちにします。
ザガンはたった1度見ただけで魔術の仕組みを理解し、唯一無二の魔術を創造する事ができたのです。
それからも魔術に対する研究に熱心で、常に学ぶ姿勢を崩しません。勘の良いネフィを弟子にもしています。
ザガンついに魔王になる
魔術師の極致である魔王の12人に招待されたザガンは、キュアノエイデスの街のマルコシアスの遺跡に招待されます。
そこでついに13番目の魔王として迎えられたのです。
相手の魔力を喰らい、自分の魔力へと変換するのが最大の特徴で、それを買われて魔術師殺しという通り名が与えられました。
ネフィの魔法および過去
ネフィは魔術ではなく、魔法が使えます。討伐に訪れた聖騎士達からネフィをかばって怪我をしたザガンを見て、魔法が発動します。
「私のご主人様を傷つけたな」
森を操り、木の根などを動かして聖騎士を痛めつけます。本気で怒っていたこの時点で、ネフィにとってザガンはすでに大切な人になっていますね。
理屈と定義を積み重ねる技術の魔術とは違い、願うだけで万物に干渉する人智を超えた奇跡がネフィの魔法です。それにより聖騎士達は撤退しました。
呪い子
魔法を使えるエルフは呪い子と呼ばれ、生まれてきてはいけない生き物として、酷い扱いを受けていました。
ネフィの里が人間に襲われた時、「今まで生かしてもらった恩を返せ」と言われネフィの中で何かが壊れてしまいます。
ネフィはわざと無抵抗で人間に捕まり、殺されたりする里のエルフ達を見てざまあみろ、今度はお前達が苦しむ番だ、と思ってしまったのです。
その事を後悔し、今も死んだ里の皆んなが許してくれないと思っていたネフィに対し、ザガンは強さは悪い事ではないと言い切り最もらしい言葉で説得します。
ザガンに心を救われたネフィ
ネフィがここに自分はいてもいいのか?という問いかけに対しザガンは、
「当たり前だろう。あんなに美味いものを食わされたんだ。今更ネフィのいない生活など考えられん。」
とデレながら答えます。それによりネフィは号泣。ずっと病んでいたネフィの心を救ったのでした。
【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】悪友バルバロスとの戦い
悪友のバルバロスは実はザガンが返り討ちにした魔術師、アンドラスの弟子でした。
本来なら自分の物になるはずだったアンドラスの遺産やお金が、ザガンの手に渡った事をよく思っておらず、陥れようとしていました。
ネフィとシャスティルを攫い、魔族を召喚しようと企てていましたが現れたザガンの圧倒的な強さによって負けてしまいます。
その後生かされたバルバロスは便利屋のようにこき使われる、憎めないキャラになっていきます。
【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】好きと言えないけど…
バルバロスを倒し問題を解決したのち、ネフィに告白しようと頑張るザガン。
しかし不器用なのは相変わらずで「お前は俺のものだ!いつまでも、一生、どちらかが死ぬまで、いいや死んでもだ!」というプロポーズ?をします。
それに対してネフィは「はい。」と笑顔で答えるのでした。具体的に嫁になる話は出てきませんが、これで嫁になったのかもしれません。
ここまでがコミック13話までの、おおまかなストーリーです。シリアス部分も多いですが、基本ラブコメでした!
【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】シャスティル
女性で唯一聖騎士長に選ばれた、聖剣の乙女シャスティル・リルクヴィストは、顔剥ぎの魔術師に襲われている所をザガンに助けられています。
教会や聖騎士にとって魔術師は悪の対象のような存在とされていますが、ザガンを本当の悪だと思えないシャスティルは、何度か戦った末にザガンを擁護しました。
その後、聖騎士長としての権限を無期限凍結されてしまいます。
聖騎士としての強さは本物ですが、ネフィと友達になったり、皆んなに雑に扱われたりする事が多いです。あと泣き虫です。
【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?】コミックのレビューは?
13話までのコミックの内容などをゆるく解説してみました。ここから個人的な感想ですが…
タイトルが長くて面白い
まず初めに思いますよね…「タイトルが長〜い」と。漫画を読み進めてはいるものの、きっとまともに言えません。
しかしタイトルに作者さんの伝えたい事が全て込められているのだと思います。
このタイトルを初見した時、ラノベ系で、主人公にご都合主義の奴隷を好き勝手する系(どんな?笑)かなと思いました。
違いました…なぜなら主人公が純情で不器用で面白いからです。ごめんなさい。タイトルでの偏見は捨てます。
章のタイトルも長い
タイトルだけでなく、一章ごとのタイトルも長いです。一章は【初恋とは誰もが一度はかかる質の悪い病である】
二章は【コミュ障は初恋のカビたパンの味に似ている】など具体的で分かりやすく面白いタイトルがついています。
タイトルだけで色々想像ができてしまいますよね。
コミカライズの絵が上手い
板垣ハコさんのレベルの高い漫画の画力で、タイトルは覚えられなくても「奴隷エルフ」「嫁」「表紙」だけで何の漫画かは分かるようになりました。
基本的にラノベは読まずコミックで楽しんでいるのですが、主人公のザガンはイケメンですしエルフのネフィはカワイイので、どちらも萌えポイントです。
魔法陣などは特にクオリティが高く、アクションシーンも丁寧に描かれていて見応えあります。
- 恋愛ラブコメ強め
- チート系
- 感動系
- 初々しい2人を見守りたい
- アニメ化されたら面白そう
- コミカライズの絵が上手い
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